頂上決戦!シーバスリール戦国時代を制する一台はどれだ
どうも、DragCastの湊拓也です。シーバスアングラーなら誰もが一度は頭を悩ませるテーマ…「結局、最高のリールってどれなんだ?」。特にシマノのステラ、ダイワのイグジストという二大巨頭の存在は、僕らを常に惑わせ、そして魅了し続けますよね。
結論から言います。2025年現在、あなたに最高の釣果と所有する悦びをもたらす究極の一台は、あなたのフィッシングスタイルの中に答えがあります。「なんだ、当たり前じゃないか」って思いました?いえいえ、この記事を読み終える頃には、その言葉の意味が全く違う次元で理解できているはずです。
なぜなら、この記事では単なるカタログスペックの比較はしません。僕がメーカーでタックル開発に携わっていた経験から、数値には現れない「官能性能」、そして過酷な現場でこそ光る「実釣性能」という、最も重要な2つの視点で、現代シーバスリールの最高峰を徹底的に解剖していくからです。さあ、あなたの右腕となるべき“相棒”を見つける旅に出ましょう!

ステラ、イグジスト、最近出たセルテート…どれも高くて、失敗したくない!正直なレビューが聞きたいです!

その気持ち、痛いほどわかりますよ!僕も開発時代、何度も試作機を握りしめてフィールドに通いましたからね。今回は良い点も悪い点も正直に、忖度なしで語り尽くします。任せてください!👍
【2025年】上級者向けシーバスリール ランキング
早速ですが、僕、湊拓也が独断と偏見、そして確かな経験に基づいて選んだランキングを発表します。これは単純な優劣ではなく、「どんなアングラーに、どんな感動を与えてくれるか」という視点で順位をつけました。
- 1位:シマノ 22 ステラ – 王者の風格。官能的な巻き心地と絶対的なパワー。
- 2位:ダイワ 22 イグジスト – 異次元の軽さと感度。タックルとの一体感を求める孤高の求道者へ。
- 3位:ダイワ 24 セルテート – タフネスと軽快さの両立。実用性で選ぶなら最高の選択肢。
- 4位:シマノ 23 ヴァンキッシュ – シマノが誇る最軽量。ランガンスタイルのスペシャリスト。
さあ、一台ずつその魂の奥深くまで見ていきましょう。
【1位】シマノ 22 ステラ – “巻き”の快感を支配する絶対王者
やはり、このリールを語らずには始まりません。スピニングリールの最高峰として君臨し続ける「ステラ」。22年モデルは「インフィニティ(無限)」を冠する3つの新技術を搭載し、まさに異次元の領域に足を踏み入れました。
ステラの真骨頂は、なんと言ってもそのシルキーかつトルクフルな巻き心地。 ハンドルに手を添えた瞬間から伝わる、ギアの緻密な噛み合い。寸分のブレも感じさせない剛性感は、アングラーに絶対的な安心感を与えてくれます。 これはインフィニティクロスという新技術の恩恵が大きく、負荷が掛かっても力強く巻き続けられるパワーは、ランカーシーバスとのファイトで絶大なアドバンテージになります。

注目のテクノロジー:インフィニティループの功罪
22ステラ最大のトピックは「インフィニティループ(超密巻き)」でしょう。 これはスプールが非常にゆっくり上下することで、ラインを整然と密に巻き付ける技術。

メリットは、ライン放出抵抗が劇的に減ることによるキャストフィールの向上と飛距離アップ。 一方で、デメリットとして特定の条件下でのライントラブルを指摘する声もあります。 特に、ラインテンションが抜けやすいドリフトの釣りや、風の強い状況では注意が必要かもしれません。

正直に言うと、僕もテスト段階で何度かラインがフワッと浮く経験をしました。でも、キャスト後にしっかりフェザーリングして糸フケを取ってから巻く、という基本動作を徹底すればトラブルは激減します。このリールは、アングラーに基本の大切さを再認識させてくれる、ある意味で“正直なリール”なんですよ。
シーバスゲームにおけるラインナップ考察
シーバスで中心となるのは、港湾から河川までバーサタイルに使えるC3000MHGと、サーフや大河川でのパワーゲームに対応する4000MHG/4000XGですね。
- C3000MHG: 2500番ボディに3000番のスプールとパワーギアを搭載した万能モデル。 軽快さとパワーのバランスが絶妙です。
- 4000XG: 飛距離が正義となるサーフゲームや、流れの速い場所で手返し良く攻める釣りに最適。その巻き上げパワーは圧巻の一言。
🎣 湊のワンポイントアドバイス
- ステラは「巻き」で魚を獲るリール。特にバイブレーションやミノーのただ巻きで、流れの変化を驚くほど鮮明に手元に伝えてくれます。
- 「ヌルヌル」と表現される巻き心地は、精神安定剤のような効果も(笑)。所有する喜びを最高に満たしてくれる一台です。
📣 ユーザーレビュー:さすがステラ(★★★★★)
全て金属で構成されているため、剛性が強いだけでなく、感度の向上が素晴らしい。ボトムを探るときの感覚が繊細で操作感が向上して根掛かりが減った。密巻きは本当に美しい。巻き感はしっかりしたギアの組み上がりのためか最高の一言。
出典:TACKLE BOX
【2位】ダイワ 22 イグジスト – “軽さ”と“感度”を極めた孤高の存在
シマノのステラが「剛」のフラッグシップなら、ダイワのイグジストは「柔」を極めたフラッグシップと言えるでしょう。22年モデルで最も革新的なのは「エアドライブデザイン」の採用です。 これはリールのフロント部分(ローター、ベール、スプール、シャフト)を徹底的に軽量化し、操作性を極限まで高める設計思想。

手に取ってハンドルを回した瞬間に分かる、その驚異的な巻き出しの軽さ。 慣性がほとんどないため、「巻く・止める」という操作がまさに意のまま。 これは、繊細なアクションが求められるナイトゲームのシャロー攻略や、ワームを使った釣りで絶大な武器になります。

注目のテクノロジー:エアドライブデザインがもたらす恩恵
エアドライブデザインの恩恵は、ただ軽いだけではありません。フロントユニットが軽くなることで、ロッドとの一体感が向上し、持ち重りが軽減されます。 これにより、感度が劇的に向上。今まで感じ取れなかったような、ごく僅かなショートバイトや、ルアーが流れに噛んだ一瞬の変化すらも、明確に手元に伝わってきます。

軽いのは嬉しいけど、剛性や耐久性は大丈夫なんですか?ランカーがかかった時に不安です…。

いい質問ですね!そこがダイワの凄いところで、ボディはモノコックボディという一体成型構造で、軽さと剛性を高次元で両立しています。 10kgクラスの青物やアカメと渡り合ったという話もあるくらい、その強度は折り紙付きですよ。 心配は無用です!
シーバスゲームにおけるラインナップ考察
イグジストでシーバスを狙うなら、この2機種が軸になります。
- PC LT3000-XH: 「PC」はパルシングカスタムの略。巻き感度を重視したモデルで、繊細な釣りに最適。湾奥のテクニカルなゲームで真価を発揮します。
- LT4000-XH: 205gという4000番とは思えない軽さ。 軽快なロッドワークを多用するサーフでのフラットフィッシュ狙いや、ライトショアジギングにも高次元で対応します。
📣 ユーザーレビュー:全てにおいて他のリールを超えてる(★★★★★)
かなり軽い。リール自体も180gで巻きもめちゃくちゃ軽い!重いバイブレーションなんか投げると普通のリールでは巻き抵抗で疲れちゃうのですが、イグジストは全く疲れません!悪い点は特にないです。値段は高いですが、使えば分かります。
出典:TACKLE BOX
【3位】ダイワ 24 セルテート – 質実剛健。現場で最も頼れる“タフな相棒”

ステラやイグジストが究極の性能を追い求めたレーシングマシンのような存在だとしたら、この24セルテートはどんな道でも安心して踏み込める、高性能な四輪駆動車のような存在です。前作19セルテートの代名詞だった「タフさ」はそのままに、新たに「エアドライブデザイン」をフル搭載。 剛性と軽快さという、相反する要素を見事に融合させてきました。
ボディは伝統のフルメタル(アルミ製)モノコックボディ。 このガッシリとした剛性感がもたらす安心感は絶大です。大物が掛かってもボディがたわむ感覚が一切なく、ゴリゴリ巻けるパワーは健在。 それでいて、エアドライブデザインのおかげで巻き出しは驚くほど軽く、操作性は19モデルから格段に向上しています。

イグジストとの違いは「ローター素材」にあり
「エアドライブデザイン搭載なら、イグジストと何が違うの?」と思いますよね。最大の違いはローターの素材です。イグジストが軽量な「ZAION(ザイオン)」製なのに対し、セルテートは高強度の「アルミ」製ローターを採用しています。
これにより、巻きのフィーリングに違いが生まれます。イグジストが「シュルシュル」と無抵抗に回る感覚なら、セルテートは「シルシル」と滑らかでありながらも、適度な慣性が感じられる巻き心地。 これは巻き抵抗の大きいルアー(バイブレーションなど)を引く際に安定感に繋がり、アングラーによっては「セルテートの方が流れの変化を感じやすい」と感じる人もいるでしょう。
💡 豆知識
24セルテートは、ドラグ性能も向上しています。 ATD TYPE-Lという、ラインの出だしがよりスムーズになったドラグを搭載。 不意の突っ込みにも滑らかに追従し、ラインブレイクを防いでくれます。ただ、一部のレビューでは「イグジストに比べると構造が簡素」という声もあり、ドラグ性能を極めたいならベアリング追加のチューニングも面白いかもしれません。
シーバスゲームにおけるラインナップ考察
シーバスアングラーにとって、LT4000-CXHはまさに“ド真ん中”の番手でしょう。
- LT4000-CXH: 自重235gと、剛性重視のリールとしては十分軽量。 PE1.5号を200m巻けるラインキャパは、サーフ、河川、磯と場所を選びません。 パワフルな巻き上げ性能と軽快な操作性を両立し、シーバスゲームで求められる性能をほぼすべて網羅した、非常に完成度の高い万能モデルです。
📣 ユーザーレビュー:軽さとパワーが高次元(★★★★★)
リバーシーバスでデイナイト問わず使用。バイブ、ブレードの引き抵抗の強いルアーからシンペン、ミノーの流す釣りまでオールマイティ。軽いルアーも水圧を感じながら操作できる反面、シャローのゴロタエリアのランカーシーバスもゴリゴリ巻けるパワー。非常に良いリールです。
出典:TACKLE BOX
📣 ちょっと残念な点…(★★★☆☆)
22ステラや23ヴァンキッシュといった超密巻きを普段から使用しているユーザーが、24セルテートだと摩擦が大きく飛距離が伸びない、と不満を抱いているようです。
出典:釣りのなにか(仮)
僕自身の見解としても、飛距離性能ではシマノの密巻きに一歩譲るかもしれません。しかし、ライントラブルのリスクが低く、どんな状況でも安心して使える信頼性はセルテートの大きな魅力ですね。
頂上決戦!直接対決で見る性能比較
さて、ここまで各リールの個性を見てきましたが、ここで主要モデルを同じ土俵で比較してみましょう。あなたが何を最も重視するかで、選ぶべき一台が見えてくるはずです。
永遠のライバル対決:【22 ステラ vs 22 イグジスト】
比較項目 | シマノ 22 ステラ | ダイワ 22 イグジスト |
---|---|---|
コンセプト | 剛性とパワーの極致 | 軽さと感度の極致 |
巻き心地 | 重厚でシルキー。ギアの存在を感じる「ヌルヌル」系 | 無抵抗で軽快。慣性を感じない「シュルシュル」系 |
感度 | 巻き抵抗の変化として伝わる「巻き感度」に優れる | ロッドを通して伝わる「振動感度」に優れる |
得意な釣り | ただ巻き主体の釣り(バイブレーション、ミノー) | 操作主体の釣り(ワーム、トップウォーター) |
ライントラブル | 超密巻きのため、糸フケ管理に注意が必要 | トラブルレス性能は非常に高い |
選ぶべき人 | 絶対的なパワーと所有欲を満たしたいアングラー | タックルとの一体感と究極の感度を求めるアングラー |
タフネスブラザーズ対決:【24 セルテート vs 22 ステラ】
比較項目 | ダイワ 24 セルテート | シマノ 22 ステラ |
---|---|---|
剛性感 | アルミモノコックボディで非常に高い | HAGANEボディで最高レベル。まさに金属の塊 |
操作性 | エアドライブデザインで軽快さが際立つ | 適度な慣性があり、安定したリーリングが可能 |
汎用性・信頼性 | 最高レベル。トラブルレスでどんな状況でも安心 | 基本性能は最高だが、密巻きとの相性を考慮する必要あり |
コストパフォーマンス | フラッグシップに迫る性能を考えると非常に高い | 絶対的な性能を求めるならプライスレス |
選ぶべき人 | 一台で何でもこなしたい、信頼性を最重視するアングラー | 巻きのフィーリングとパワーを何よりも優先するアングラー |
※上記はあくまで湊個人の見解に基づいた比較です。
⚠️ 安全のための最重要事項
- どんなに良いリールを使っても、安全対策を怠っては意味がありません。ライフジャケットは必ず着用してください。
- ウェーディングや磯での釣りは特に危険が伴います。気象情報を確認し、単独釣行は避けましょう。
まとめ:あなたの右腕となる“相棒”を見つけるために
さあ、長い旅にお付き合いいただきありがとうございました。ここまで読んでくれたあなたなら、もうお分かりのはずです。
- ひたすらに巻きの快感と絶対的なパワーを求めるなら、選ぶべきは「22 ステラ」。
- 異次元の軽さと感度で、ルアーと一体化するような操作性を求めるなら「22 イグジスト」。
- タフさと軽快さを両立し、どんな状況でも信頼できる一台が欲しいなら「24 セルテート」が最高の選択肢になるでしょう。
大切なのは、カタログスペックを眺めることではありません。あなたがどんな釣り場で、どんな風にシーバスと対峙したいのか。その理想のスタイルを思い描き、それに寄り添ってくれるリールを選ぶことです。
今回紹介したリールは、どれも現代技術の粋を集めた、間違いなく最高峰のものです。決して安い買い物ではありませんが、手に入れた瞬間の高揚感、そしてランカーシーバスをねじ伏せた瞬間の感動は、きっと何物にも代えがたい経験になるはずです。

さあ、これで準備は万端!
新たな相棒を手に入れて、夢のランカーシーバスを追いかけに行きましょう!
フィールドであなたと会える日を楽しみにしています。応援していますよ!🎣✨
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