【最速レビュー】25アンタレスはバス釣りの”歴史”を変える一品だ!
どうも、DragCastの湊拓也です!いやー、ついにこの日が来ましたね…!釣り人の端くれとして、そして元釣具開発者として、これほど胸が高鳴る新製品は久しぶりです。そう、シマノが誇るベイトリールの最高峰、アンタレス。その遠心ブレーキモデルが、なんと12アンタレス以来、実に13年ぶりにフルモデルチェンジ!その名も「25 アンタレス」です!
結論から言いますね。このリールは、あなたの釣りを、いや、バス釣りの歴史そのものを次のステージへと引き上げる、まさに”怪物”です。
「またまた大げさな…」って思いました?分かりますよ。でも、なぜ僕がここまで断言できるのか。それは、この一台に込められたシマノの”本気”が、僕の理屈と情熱の両方を叩き起こしてくるからなんです。この記事を読み終える頃には、あなたもきっと、この怪物の虜になっているはずですよ!

アンタレスってDCブレーキのイメージが強いけど、今回は違うの?

良い質問だね!実はアンタレスには大きく分けて、DCブレーキを搭載した系統と、伝統的な遠心ブレーキを搭載した系統があるんだ。 今回の25アンタレスは、後者の正統後継機。キャスト後半の「伸び」を愛するアングラーが待ちに待った一台なんだよ!
核心技術を徹底解剖!異次元の性能を生む心臓部
「じゃあ具体的に何が凄いの?」って話ですよね。元開発者として、このリールの心臓部を解剖していきましょう。注目すべきは大きく3つです!
① 革命的スプール「マグナムライトスプールⅣ」
なんといっても今回の目玉はコレ!新開発の「マグナムライトスプールⅣ」です。 見てください、このスプールの形。

中央が少し盛り上がった「逆テーパー形状」になっているのが分かりますか? これ、めちゃくちゃ画期的なんですよ。従来のスプールだと、どうしても糸が偏って巻かれてしまい、それがキャスト時の微細な振動(ブレ)に繋がっていました。でも、この逆テーパー形状が糸の巻き方を矯正して、常にバランスの取れた状態でラインを収納してくれるんです。
結果、どうなるか?
スプールの回転が驚くほどスムーズになり、パワーロスが激減。ルアーが放たれた後、最後の最後まで失速せずに、まるで無重力空間を飛んでいくかのような弾道を描きます。まさに”異次元の伸び”ですね。
② 伝統と革新の融合「SVSインフィニティ」

ブレーキシステムは、シマノ伝統の遠心ブレーキ「SVSインフィニティ」を搭載。 しかし、ただの継続じゃありません。前述のマグナムライトスプールⅣの性能を120%引き出すために、スプール径は初代と同じ37mm、幅は21mmという専用設計に。 これにより、外部ダイヤルでの微調整だけで、向かい風の中でもバックラッシュを恐れることなくフルキャストできます。
僕も昔、大事なルアーをバックラッシュで失くして泣きそうになったことが何度もありますが…この安心感は本当にありがたい!
③ 感動的な巻き心地「サイレントドライブ」

そして、リーリング性能も半端じゃありません。なんと、ベイトリールとしては初搭載となる「サイレントドライブ」を採用。 これはステラなどの最高級スピニングリールに搭載されている技術で、パーツ間のガタつきを徹底的に排除し、驚くほど静かで滑らかな巻き心地を実現します。
マイクロモジュールギアとの相乗効果で、水中のわずかな変化も手に取るように感じられるはず。「魚が触った…?」というレベルの繊細なアタリも逃しませんよ!
ラインナップとスペックを全公開!
25アンタレスは、ギア比の違う3モデルがラインナップされています。それぞれのスペックと、僕なりの使い分けを解説しますね!
🎣 湊のワンポイントアドバイス
- MG (5.6): クランクベイトやスピナーベイトなど、一定速度でじっくり巻きたい釣りに最適。巻き感度も一番高いので、玄人好みのモデルかも。
- HG (7.4): テキサスリグやラバージグなど、撃つ釣りから巻き物までこなすオールラウンダー。迷ったらコレ!
- XG (7.8): カバー撃ちなどで、魚を掛けた後、一気に引きずり出すパワーが欲しい時に。手返しの速さが釣果に直結します。
モデル | ギア比 | 最大巻上長(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | ナイロン糸巻量(lb-m) |
---|---|---|---|---|---|
100MG/101MG | 5.6 | 65 | 210 | 5.0 | 14-100 |
100HG/101HG | 7.4 | 86 | 215 | 5.0 | 14-100 |
100XG/101XG | 7.8 | 91 | 215 | 5.0 | 14-100 |
さあ、自分の釣りのスタイルに合った一台は見つかりましたか?

ライバル機と徹底比較!結局どれを買うべき?
「アンタレスって色々あるけど、他のとどう違うの?」という疑問に、正直にお答えします。今回は、特に比較されることが多いであろう「23 アンタレスDCMD」と比べてみましょう。

DCMDって、ビッグベイトとか投げる人が使うイメージです!

その通り!DCMDは「モンスタードライブ」の名の通り、太いラインをたくさん巻けて、空気抵抗の大きいルアーもDCブレーキで制御してかっ飛ばすためのリール。 25アンタレスとは得意分野が違うんだ。表で見てみよう!
比較項目 | 25 アンタレス | 23 アンタレスDCMD |
---|---|---|
ブレーキ | SVSインフィニティ | 4×8 DC MD TUNE |
スプール径/幅 | 37mm / 21mm | 38mm / 21mm |
ナイロン糸巻量 | 14lb-100m | 20lb-100m |
得意なルアー | 中〜重量級全般 (特に10g~40g) |
重量級〜ビッグベイト (特に20g以上) |
最大の特徴 | キャスト後半の伸びと爽快感 | 悪条件下での安定性とパワー |
💡 豆知識
簡単に言うと、こう覚えてください!
「気持ちよさ」の25アンタレス、「安心感」の23アンタレスDCMD。
10g~40gくらいまでのルアーを、とにかく気持ちよく、誰よりも遠くへ飛ばしたいなら25アンタレス。空気抵抗の大きいビッグベイトや、海でのソルトゲームなど、より過酷な状況で太い糸を使ってパワーファイトをしたいなら23アンタレスDCMDが向いています。
拓也が選ぶ!25アンタレスに合わせたい”相棒”ロッド
最高のタックルは、リールとロッドのバランスが命。25アンタレスの性能を最大限に引き出す、僕のおすすめロッドをいくつか紹介しますね!
基本的には、7フィート以上の長さで、パワーがミディアムヘビー(MH)~ヘビー(H)クラスのロッドとの相性が抜群です。
① シマノ ワールドシャウラ シリーズ
もはや説明不要。「フリースタイル」の最高峰ロッドですね。特に「1703R-2」や「1754R-2」あたりは、25アンタレスの遠投性能を余すことなく発揮させてくれるでしょう。赤いブランクスとアンタレスの組み合わせは、所有欲も満たしてくれますよ。

② シマノ ポイズンアルティマ 5ピース
究極の感度と操作性を求めるならコレ。特に5ピースモデルは、仕舞寸法がコンパクトなのに1ピースと遜色ない性能。25アンタレスと組み合わせれば、まさに”旅する最強タックル”が完成します。

③ G.Loomis (G.ルーミス) GLX
ちょっと通な選択ですが、シマノ傘下でもあるアメリカの最高峰ロッドメーカー、G.ルーミス。特にGLXシリーズの張りのあるブランクスは、アンタレスでフルキャストした時の気持ちよさを倍増させてくれます。バスフィッシングの本場で鍛えられた性能は本物です。

⚠️ 安全のための最重要事項
- これだけの遠投性能があると、対岸まで届いてしまうことも。周囲の安全には最大限配慮してください!
- もちろん、ライフジャケットの着用は絶対に忘れないでくださいね。
まとめ:新たな伝説の始まり
さて、ここまで25アンタレスの魅力について熱く語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
- ✅13年ぶりのフルモデルチェンジとなる遠心ブレーキのフラッグシップ。
- ✅「マグナムライトスプールⅣ」がもたらす異次元の飛距離。
- ✅ベイトリール初搭載の「サイレントドライブ」による極上の巻き心地。
- ✅「気持ちよさ」を追求した、中~重量級ルアーのスペシャリスト。
このリールは、単なる道具ではありません。あなたの釣りを「作業」から「感動体験」へと昇華させてくれる、最高の相棒です。正直、価格は安くありません。でも、このリールでしか見られない景色、このリールでしか味わえない興奮が、間違いなくあります。

さあ、準備はいいですか?
この”怪物”を手に入れて、誰も見たことのない弾道を、遥か彼方のポイントへ描きましょう!あなたのフィッシングライフが、さらに輝くことを応援していますよ!✨🎣
💡 豆知識
リールの性能を維持するにはメンテナンスが不可欠!特に最高級機種はデリケートなので、釣行後は専用のオイルやグリスでケアしてあげるのが長持ちの秘訣ですよ。こんなセットが一つあると、めちゃくちゃ便利です。

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