やった!魚が釣れた!その後の処理、もう迷わない3ステップ
こんにちは!「DragCast」の湊拓也です。
念願の魚が掛かって、リールを巻いて、ついに釣り上げた瞬間…!最高の瞬間ですよね!✨ でも、そのあと「あれ、この魚どうしよう…?」「針ってどうやって外すの?」「どうやって持って帰れば美味しく食べられるの?」って、一瞬フリーズしちゃった経験、ありませんか?
結論から言います。釣れた魚を安全に、そして最高に美味しく持ち帰るための方法は、たった3つのステップで完璧です。この記事を読み終える頃には、あなたはもう迷うことなく、自信を持って魚を処理できるようになっていますよ!

僕も初心者の頃、アジが釣れたはいいけど、オロオロしているうちに鮮度が落ちて、せっかくの魚が台無しに…なんて苦い経験があります(笑)。だからこそ、あなたの気持ち、すごくよく分かります。でも大丈夫!僕がしっかりサポートしますからね!👍
なぜ「釣った後の処理」が重要なのか?
理由はシンプルです。それは、魚の命に感謝し、その価値を最大限に引き出して「美味しくいただく」ためです。適切な処理をしないと、魚は暴れてストレスを感じ、身に血が回って生臭さの原因になってしまいます。
メーカー時代に学んだことですが、魚は死んだ瞬間から自己消化が始まります。これをいかに遅らせるかが鮮度維持の鍵なんです。これからお話しする3つのステップは、科学的にも理にかなった、最高の鮮度を保つための方法なんですよ。
【ステップ1】安全第一!針の外し方
釣れた魚は暴れますし、ヒレが鋭いことも。まずは安全に針を外すことから始めましょう!素手で外そうとするのは絶対にNGです!
必須アイテムはこの2つ!
- プライヤー: 魚の口から安全に針を掴んで外すための必需品。
- フィッシュグリップ: 魚をがっちりホールドして、作業を安全・簡単にします。
この2つがあれば、ほとんどの状況に対応できます。自分のためにも、魚のためにも、必ず用意しておきましょう。
針の外し方の基本手順

- 魚を落ち着かせる: 釣り上げたら、まずは魚が少し落ち着くのを待ちます。
- フィッシュグリップで固定: 魚の下アゴなどをフィッシュグリップでしっかりと掴みます。こうすれば魚が暴れても安全です。
- プライヤーで針を掴む: プライヤーの先端で、針の軸の部分(糸が結んである近くではない部分)をしっかり掴みます。
- テコの原理で外す: 刺さっている方向と逆向きに、クイッと押し出すように外します。無理に引っ張らないのがコツです。
⚠️ 安全のための最重要事項
- 魚を地面に直接置かない! 魚の体表の粘膜が剥がれて弱ってしまいます。リリースするなら特に注意です。
- 針が飲み込まれて外せない場合は、無理にほじくり返さず、ハリス(糸)を切ってあげましょう。持ち帰る場合は、捌くときに取り出せます。
【ステップ2】鮮度が激変!締めて、血を抜く
持ち帰って食べるなら、この「締め」と「血抜き」が味を左右する最重要ポイントです!面倒くさがらずに、ぜひ実践してください。驚くほど味が変わりますよ!
なぜ「締める」の?
魚を即死させることで、暴れて身が傷ついたり、ストレスで味が落ちるのを防ぎます。 また、ATP(アデノシン三リン酸)という旨味成分の減少を遅らせる効果もあるんです。

難しく聞こえるかもしれませんが、要は「魚に苦しまず、美味しいままでいてもらうための、釣り人の優しさ」ってことですね!
初心者でも簡単!締め方と血抜きの方法
締め方には色々ありますが、初心者の方やファミリーフィッシングでは「氷締め」と「簡単な血抜き」の組み合わせがおすすめです。

- 血抜きをする(中型魚以上の場合): ナイフやハサミで、エラの膜を数本切ります。エラ蓋を開けて、付け根のあたりをチョキンと切るイメージです。
- 海水で血を出す: 海水を汲んだバケツに頭から入れて、数分間泳がせるようにすると血が抜けていきます。
- 氷締め(小魚・血抜き後の魚): キンキンに冷えた海水氷(クーラーボックスに氷と海水をいれたもの)にドボン!これが一番簡単で効果的な締め方です。
🎣 湊のワンポイントアドバイス
- アジやイワシなどの小さな魚は、血抜きなしでいきなり氷締めでOKです!
- 30cmを超えるような魚は、血抜きをすると臭みが全くなくなりますよ。
- ナイフの扱いには十分注意してくださいね!使わない時は必ずケースにしまいましょう。
【ステップ3】完璧な状態で持ち帰る方法
最後の仕上げです!せっかく処理した魚も、持ち帰り方で鮮度が落ちてしまっては元も子もありません。
クーラーボックス活用の極意

一番のポイントは、「魚を真水や氷に直接当てないこと」です! これをやると浸透圧で魚の身が水っぽくなり、味が落ちてしまいます。
💡 豆知識
クーラーボックスには、真水ではなく海水を入れた「塩氷」を作るのがベストです。塩分濃度のおかげで0度以下になっても凍らず、魚を効率的に冷やせます。 釣り場に着いたらまずクーラーに氷と海水を準備しておくとスムーズですよ!
【理想の保管方法】
- 処理した魚を1匹ずつビニール袋に入れる。
- クーラーボックスの底に氷(板氷がおすすめ)を敷く。
- 袋に入れた魚をその上に並べる。
- 魚の上からさらに氷(砕いた氷がベスト)を乗せてサンドイッチ状態にする。
こうすることで、魚は直接氷に触れず、かつ全体がムラなく冷やされ、最高の状態で持ち帰ることができます。
【Q&A】こんな時どうする?初心者のギモン解決!
最後に、初心者の人がよく抱える疑問に答えていきますね!

もし毒のある魚が釣れちゃったらどうすればいいですか?怖いです…

いい質問ですね!ゴンズイやアイゴ、ハオコゼといった毒魚は、絶対に素手で触らないでください! プライヤーでそっと針を外し、すぐに海に帰してあげましょう。もし自分で外すのが怖いなら、ためらわずに糸を切ってください。安全が第一です!

すごく小さい魚が釣れたときは、持ち帰ってもいいんですか?

それも大事な視点ですね!僕は、将来もずっと釣りを楽しむために、小さい魚は優しくリリースすることをおすすめしています。 魚にダメージを与えないように、なるべく水から出さずに、素早く針を外して逃がしてあげましょう。 その優しさが、未来の大きな一匹に繋がるんですよ!
まとめ:感謝を込めて、最高の状態で持ち帰ろう!
さあ、もう一度おさらいしましょう!
- ステップ1:安全第一! プライヤーとフィッシュグリップで安全に針を外す!
- ステップ2:鮮度が激変! 締めて血抜きをして、魚の旨味を最大限に引き出す!
- ステップ3:完璧な保存! 魚を氷に直接当てず、クーラーボックスでしっかり冷やして持ち帰る!
釣りの楽しさは、魚とのファイトだけじゃありません。釣れた魚の命に感謝して、丁寧に処理をして、家族や仲間と「美味しいね!」って言いながら食べるまでが、一連の最高の体験なんです。
これで、あなたはもう「釣った後」のプロフェッショナル!
さあ、自信を持って、次の釣りに出かけてください!最高の思い出があなたを待っていますよ。応援しています!🎣
コメント