【悲報】また地球を釣った…は今日で卒業!
こんにちは!「DragCast」のフィッシングガイド、湊 拓也です!
キャストしたルアーが「ガツッ!」と止まり、リールを巻いても巻いても寄ってこない…。そう、通称根がかり、別名「地球を釣る」ってやつですね。 お気に入りのルアーを失くした時の、あのなんとも言えない喪失感…めちゃくちゃ分かります!僕も今まで一体いくつのルアーを地球に寄付してきたことか…(泣)
でも、安心してください。結論から言いますね。
正しい外し方の知識と、ちょっとしたコツさえ知っていれば、根がかりによるルアーのロストは劇的に減らせます!
この記事を読み終える頃には、あなたは「根がかり=ルアー没収」という恐怖から解放され、もっと大胆に、もっと楽しく釣りができるようになっているはずですよ!

本当ですか!?いつも力任せにガチャガチャやって、結局ラインが切れちゃいます…

ふふふ、実はその「力任せ」こそが一番やっちゃいけないことなんです。 なぜなら、フックが障害物により深く食い込んでしまうから。 大事なのは、焦らず、原因を考えて、科学的にアプローチすること。僕が元開発者として、その理論から実践まで、しっかり解説していきますね!
【落ち着いて!】根がかり直後のNG行動と正しい初動
根がかった瞬間に、魚が食いついたと勘違いして思いっきり竿をあおる(アワセる)…これ、初心者がやりがちな最大のミスです。
ガツン!と来たら、まずは一呼吸。
- NG行動:力任せに竿をビシバシあおる!リールをゴリ巻きする!
- OK行動:ラインのテンションを「張らず緩めず」の状態に保ち、状況を確認する。
軽く引っかかっているだけなら、この後紹介する方法であっさり外れることも多いんです。 焦ってガチャガチャやると、軽傷だったはずが、フックがガッツリ食い込む重傷になってしまいますからね。

【実践編】ルアー回収率UP!根がかりの外し方5選
さあ、ここからが本番です!簡単なものから順に試してみてください。
① ちょんちょん外し(軽度な根がかりに)
まずは優しく。ラインを少し張り気味にして、竿先を「ちょん、ちょん」と小刻みに揺すってみましょう。ルアーが障害物の隙間で軽く挟まっているだけなら、これで外れることがあります。
② 立ち位置チェンジ(基本にして最強の技)
これが最も基本的で効果の高い方法です。ルアーが引っかかっている方向とは、逆の方向から引いてあげるのがキモ。
例えば、正面に投げて根がかったなら、右や左に大きく移動して、ラインの角度を変えてからゆっくり引いてみてください。これだけで「ポロッ」と外れる確率はかなり高いですよ!

フックが刺さった向きと逆から力を加えるイメージですね。面倒くさがらずに、少し歩くだけでルアーが助かるなら、やらない手はないでしょう?👍
③ ライン弾き(テンションを利用した裏ワザ)
立ち位置を変えられない時に有効なのがコレ。
- 1. リールのベールを起こして糸をフリーにします。
- 2. リールのすぐ手前でラインを指でつまみ、弓矢のようにグーっと引っぱります。
- 3. パッと指を離す!その反動でルアーが逆方向に弾かれて、フックが外れることがあります。
ラインで指を切らないように注意してくださいね!
④ 直線引き(最終手段の一つ)
何をしてもダメな時の手段です。ロッドやリールを傷める可能性があるので、慎重に!
ロッドとラインが一直線になるように構え、リールのスプール(糸が巻いてある部分)を手でしっかり押さえます。 そして、竿を立てずに、体全体を使ってゆっくりと真後ろに下がります。運が良ければフックが伸びて回収できますが、大抵はラインが切れます。 でも、これにより釣り場に余計なラインを残しにくくなるんです。
⚠️ 安全のための最重要事項
- 絶対に竿を力いっぱいあおらないでください! 竿が折れる危険があります。
- 外れたルアーが自分に飛んでくる危険があります! 周囲の安全を確認し、顔などを守る意識を持ってください。
⑤【最強の味方】ルアー回収機を導入する

「どうしてもルアーを失くしたくない!」というあなたに、僕が心の底からオススメするのが「ルアー回収機」です。
これは、根がかったルアーを救出するための専用アイテム。数千円の投資で、それ以上の価値がある高価なルアーや、思い出のルアーを何個も救えると思えば、めちゃくちゃコスパ良くないですか?
特に、足場の高い堤防や、水深のある場所で効果を発揮するロープタイプが一つあると、安心感が段違いですよ。

ルアー回収機…!そんな便利なものがあるんですね!

あるんですよ!僕もタックルボックスに必ず入れています。定番ですが、ダイワの「ルアーキャッチャー」は信頼性も高くてオススメですよ。 使い方は、ラインに沿わせて沈めていくだけで、鎖がフックに絡まって回収できる仕組みです。

📣 買ってよかった! ★★★★★
半信半疑でしたが、本当に回収できました!今まで諦めていた数千円のルアーが戻ってきた時の感動は忘れられません。今ではお守りのように持ち歩いています。
出典:Amazon.co.jp レビュー
【最終手段】どうしても外れない…安全なラインの切り方
ルアー回収機を使ってもダメな場合、残念ですがラインを切るしかありません。でも、ここでも大切なことがあります。環境への配慮と、あなた自身の安全です。
釣り場にラインを残すと、鳥が絡まったり、他の釣り人の迷惑になったりします。 だから、できるだけルアーの近くで切るのがマナー。
そのために、手で直接ラインを引っ張って切るのは絶対にダメ! スパッと手が切れて大怪我につながります。
🎣 湊のワンポイントアドバイス
- タオルやグローブをはめた手でラインを数周巻き付け、ゆっくり引っ張る。
- 「ラインブレーカー」や「カラビナキッター」といった専用品を使うのが最も安全で確実です。
これらのアイテムも一つ持っておくと、いざという時に本当に役立ちますよ。

【予防こそ最善】根がかりを未然に防ぐ3つのコツ
そもそも根がかりさせないのが一番ですよね。ちょっと意識するだけで、トラブルはぐっと減らせます。
- 地形を意識する:やみくもに投げるのではなく、どこに岩や障害物がありそうか、潮の流れなどを観察しましょう。
- 根がかりしにくいルアーを選ぶ:障害物回避性能が高いルアー(フローティングタイプやシングルフックのものなど)を選ぶのも一つの手です。
- ボトム(底)を取りすぎない:特に初心者のうちは、底をズルズルと引きずりすぎないように、少し上の層を泳がせる意識を持つと効果的です。
まとめ:根がかりを制する者は釣りを制す!
さて、今回は根がかりの外し方について、熱く語ってしまいました!最後に要点をまとめますね。
- 根がかったら、まずは焦らず、力任せはNG!
- 「立ち位置を変える」のが基本にして最強の技。
- どうしても外れない時のために「ルアー回収機」は最強の保険。
- ラインを切る時は、安全と環境への配慮を忘れずに。
- そもそも根がかりしにくい工夫をすることが大切。
根がかりは、ある意味では魚の隠れ家を正確に攻められている証拠でもあります。 恐れすぎる必要はありません。正しい知識と道具があれば、それはもう絶望的なトラブルではなく、攻略すべきゲームの一部になります。
さあ、これであなたも根がかりマスター!失くしたルアーへの感傷に浸る時間を、魚とのファイトを楽しむ時間に変えていきましょう!
あなたの次の釣行が、最高の笑顔で溢れることを応援しています!😊🎣
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